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12月19日 忍者の「歩法と走法」
忍者の諜報活動は情報の収集と伝達が主です。そのため、忍び込むためのひっそり歩く技術と早く情報を送る技術を持っています。
歩くための代表的な技、5つを紹介します。それぞれ状況によって使い方は変わりますが、「狐走」「深草兎歩」については歩く音もしなかったようです。
- 「忍び足」-足の小指から徐々に体重をおろしていく
- 「浮足」-つま先から足を下ろす
- 「犬走」-たって歩けないところを四つんばいで歩く
- 「狐走」-たって歩けないところをつま先を立てた四つんばいで歩く
- 「深草兎歩」-手の上に足を乗せて歩く
走る技術は手に入れた情報を迅速に届けるためです。忍者を「早足の物」とも言う、それぐらい忍者の走るスピードは速かった。たとえば「韋駄天」と呼ばれる忍者は、一日に50里(約200km)を走ることができたとされます。
主に訓練により早く走ることができますが、早く走る秘術・情報もありました。
- 二重息吹という呼吸法。「吸う、吐く、吐く、吸う、吐く、吸う、吸う、吐く」のリズムで呼吸を繰り返します。酸素の摂取量も増え、余計なことを考えず集中して走ることができるとされています。さらに遠くを見て走る事も重要です。あごを引くことを目的とします。あごが上ると呼吸も乱れるとされています。
- へそに梅干を当てる方法もあります。「早く走れるようになる」という一種の自己暗示だったのでしょう。
どちらも現代のマラソン大会などで試してみるのもいかがでしょうか?
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